「ホームページをリニューアルしてから、“この園を知っていました”と言われる機会が増えたんです」 2024年春、ある幼稚園のホームページをリニューアルしました。これまでは「地域で長く続く園なのに、知られていない」という課題がありましたが、リニューアルから半年後、園長先生から「地域の保護者や学生からの問い合わせが増えた」とご報告をいただきました。 今回は、その幼稚園がどのようにホームページを通じて地域からの認知度を高めたのかをご紹介します。 園からの最初のご相談:「地域の人にもっと知ってもらいたい」 最初のお問い合わせでは、園長先生から次のような声をいただきました。 「地域で30年以上続く園ですが、若い世代の方から“こんなところに幼稚園があるの知らなかった”と言われることが多くて…。せっかくの特色や教育方針も、届いていないと感じていました」 課題は、園の個性が伝わっていないことでした。 旧サイトは情報が最小限で、教育方針や特色が文章だけ。写真も少なく、検索しても上位に出てこない状態でした。 リニューアルで重視した3つのポイント 園のブランドを伝え、地域で認知を広げるために以下の点を意識しました。 園児の活動写真や動画を活用し、雰囲気を可視化 地域名や特色を盛り込んだSEO対策 教育方針や園の歴史を「ストーリー」として整理 たとえば「教育方針」ページでは、園長先生の言葉を引用しつつ、写真とともに“どんな保育を大切にしているか”を表現しました。また「園の歴史」ページでは、開園当初の写真や年表を掲載し、地域に根ざした存在であることを伝えました。 園長先生と保護者の具体的な声 リニューアル後、実際に見学に来られた保護者の方からは次のようなお声がありました。 「初めてサイトを見たときに、先生方の笑顔や子どもたちの活動写真が印象的でした。『ここなら安心して通わせられる』と直感的に思えたので、すぐに見学を申し込みました」 また、園長先生からもこんなエピソードが寄せられました。 「近くに住んでいるのに“園の存在を知らなかった”というご家庭が、ホームページをきっかけに見学に来てくださったんです。以前は口コミだけが頼りでしたが、今は“検索して見つけてくれる”ケースが増えました」 さらに、実習希望の大学生からも問い合わせがありました。 「園の歴史ページを見て、地域に根差した園だと分かりました。教育方針にも共感できたので、実習先として希望しました」 こうした声が積み重なることで、園内でも「サイトを変えてよかったね」という実感が広がっていきました。 リニューアル後の変化 公開から数か月後、園長先生からこんな報告をいただきました。 「見学に来られた保護者の方が“ホームページを見て安心しました”“理念に共感して選びました”と言ってくださるようになりました。地域の大学からも“実習をお願いしたい”とお問い合わせがありました」 また、Google検索で「地域名+幼稚園」で上位に表示されるようになり、自然検索からの流入も大きく伸びました。結果として、園見学の申し込み数が前年の1.5倍に増加しました。 SEOとデザインの両立 認知度向上を目的とするため、SEOでは次の工夫を行いました。 タイトルやディスクリプションに「地域名+幼稚園」を自然に含める 園の特色ページに「モンテッソーリ」「自然保育」など具体的なキーワードを掲載 Googleビジネスプロフィールと連携し、検索結果で写真と情報を充実 同時に、デザイン面では「柔らかく親しみやすい色合い」と「園児の笑顔」を前面に出し、第一印象で安心感を与えるようにしました。 今後の展望 園では、さらなる地域連携を目指して「公開保育の案内」や「地域の子育て支援情報」の掲載も検討されています。ホームページを“発信の場”として活用することで、地域の保護者や子育て世帯とのつながりを強めていく予定です。 まとめ:園の魅力は伝えなければ届かない 今回の事例は、「園の魅力を整理し、伝える工夫をするだけで、地域での認知が大きく変わる」ことを示しています。 採用や園児募集だけでなく、地域からの信頼や認知を高めることもホームページの大きな役割です。「うちの園も地域にもっと知ってもらいたい」とお考えの方は、まずはサイトで“園の個性を見える化”することから始めてみませんか? 幼稚園・保育園のホームページ制作やリニューアルをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。