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デザイン・開発の工夫

保育園ホームページのデザインコンセプト設計|伝わるサイトをつくるために大切なこと

保育園ホームページのデザインコンセプト設計|伝わるサイトをつくるために大切なこと

保育園のホームページを作るとき、いきなり見た目のデザインから考え始めていませんか?
実は「誰に、何を、どのように伝えるか」を整理するコンセプト設計が、デザイン成功のカギを握ります。この記事では、保育園ホームページにおけるデザインのコンセプト設計について、具体的なポイントをわかりやすく解説します。

 

1. コンセプト設計とは何か?

ホームページの見た目・構成・文章・機能すべての土台となる「考え方の軸」です。
コンセプトが曖昧なままデザインを進めると、「見やすいけど印象に残らない」「情報はあるけど魅力が伝わらない」など、成果につながらないホームページになるリスクがあります。

 

2. 保育園ホームページの目的を明確にする

まずは、ホームページの役割をしっかりと明確にすることが大切です。
「園児を募集したい」「保護者との連絡を円滑にしたい」「採用活動を強化したい」など、何を目的とするかによって、伝えるべき情報やデザインの方向性は大きく変わってきます。
目的が曖昧なまま進めると、誰にとっても中途半端な内容になりがちです。
だからこそ、最初の段階でホームページに求める役割をはっきりさせ、その目的に合った構成・デザインを設計することが成功の第一歩となります。

 

園児募集(入園希望者向け)

・園の魅力・雰囲気が伝わる写真や動画を活用
・保護者が安心できる情報構成(園の理念/1日の流れ/年間行事など)

 

保護者向けの情報発信

・お知らせ・ブログの更新がしやすい構造
・行事予定や連絡事項がスマホで確認しやすいUI

 

採用活動

・働く環境・先輩の声など、職員のリアルが伝わる構成

 

3. ターゲットを具体的に設定する

誰に届けるかを明確にすることで、「伝わる」デザインになります。
たとえば、初めて園を探している保護者が対象であれば、不安を解消できるような安心感のある色使いや、園の雰囲気がよく伝わる写真を多く取り入れることが効果的です。
逆に、採用を目的とした場合は、働く環境や先輩職員の声、1日のスケジュールなど、求職者が気になる情報を見つけやすく配置することが重要になります。
このようにターゲットを具体的に想定することで、見る人の共感や行動を引き出せるホームページになります。

例:30代前後の保護者(母親中心)

・柔らかく安心感のある配色
・スマホでの閲覧を前提としたシンプルな導線

例:保育士志望の若年層

・活き活きとした園の日常の写真・動画
・園の考え方や働き方が伝わるコンテンツ

 

4. 園の“らしさ”を視覚で伝える

保育園ごとのカラーや雰囲気をデザインに落とし込むことで、見る人の記憶に残るホームページになります。
たとえば、自然豊かな環境を大切にしている園であれば、グリーンや木目を基調にした温かみのあるデザインがマッチしますし、アート活動に力を入れている園であれば、カラフルで自由な印象のレイアウトが個性を引き立てます。
見た目の「おしゃれさ」だけでなく、その園らしさが感じられるデザインにすることで、「この園、なんだか良さそう」といった第一印象につながりやすくなります。
コンセプトを視覚的に表現することは、信頼感の醸成にもつながる大切なポイントです。

・自然いっぱいの園 → 緑や木目を基調に
・アート教育に力を入れている園 → カラフルで自由なデザイン
・モンテッソーリ教育などの特色 → 落ち着いたトーンと整った構成

 

5. 写真・色・フォントの一貫性

コンセプトに基づいて、ホームページ全体のビジュアル面も統一することが大切です。
色使いやフォント、写真の雰囲気などがバラバラだと、見る人にちぐはぐな印象を与えてしまい、園の魅力が正しく伝わりません。
たとえば、やさしさや安心感を大切にしたい場合は、柔らかい色合いや丸みのあるフォント、自然な笑顔の写真を選ぶといった工夫が効果的です。
ビジュアルの一貫性があることで、サイト全体の印象がまとまり、園の雰囲気や価値観がよりクリアに伝わるようになります。

 

6. 情報の伝え方と導線設計

ただ情報を詰め込むのではなく、「知りたい情報にたどり着ける」導線を意識します。

・よくある質問、1日の流れ、料金、見学案内などは分かりやすく整理
・お知らせやブログはTOPからも目に留まるように配置
・CTA(見学予約や問い合わせボタン)は迷わず押せる場所に

 

まとめ

保育園のホームページは、ただの情報掲示板ではなく、園の魅力を伝えるツールです。
だからこそ、コンセプト設計をしっかり行い、ターゲットや目的に合わせた「伝わるデザイン」を目指すことが大切です。

「なんとなく良い感じ」ではなく、「この園に見学に行ってみたい」「安心して任せられそう」と感じてもらえるホームページを、丁寧に設計していきましょう。

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この記事を書いた人

戸田

Webデザイナー・フロントエンジニア。フリーランス時代に派遣としてインスパイアに入りました。日々、よりよい制作物を目指して勉強中。

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