選ばれる園は、選ばれるホームページから

集客・採用のヒント

「昔のままで大丈夫?」保育園サイトが古いと起こる意外なリスク

「昔のままで大丈夫?」保育園サイトが古いと起こる意外なリスク

はじめに|「困っていない」園ほど、実は見られていない?

「ホームページは開園当初に作ったまま。特に困っていないし、そのままでいいかな。」
そんな声をよく耳にします。

しかし実際には、“困っていない”のではなく、“気づいていない”だけというケースが多いのです。
保護者が園を探すとき、最初に見るのはホームページ。
つまり、Webサイト=園の顔です。

いくら園の雰囲気が良くても、サイトが古ければ「なんとなく不安」「閉園したのかな?」という印象を与えてしまうこともあります。
今回は、そんな“昔のままのホームページ”が招く意外なリスクを、7つの視点から解説します。

 

1. 「閉園したのかと思いました」と言われるケースも

実際に、こんな相談をいただいたことがあります。

「問い合わせが急に減って、見学希望も減ったんです。原因がわからなくて…。」

調べてみると、ホームページの最終更新が3年前。
年間行事の写真も古く、ニュース欄には「2021年 夏祭りを開催しました」の文字が残っていました。

これでは、初めて訪れた保護者が「もう運営していないのかな?」と思ってしまうのも無理はありません。
Googleの検索結果やマップでも、最近更新されていないサイトは評価が下がりやすく、検索順位にも影響します。

更新が止まる=活動が止まっているように見える。
それが、保護者の信頼を損ねる最初のポイントです。

 

2. スマホで見づらい=印象が一気に悪化

10年前に作られたホームページの多くは、PC向けデザインのまま。
しかし今では、保護者の約9割がスマホから園を検索しています。

もし画面を開いた瞬間に、

  • 文字が小さい
  • 横スクロールが必要
  • ボタンが押しづらい

といった状態なら、離脱率は一気に上がります。

スマホで見づらいサイトは、「情報も古そう」「ちゃんと運営していないのかな」という印象を与えがちです。
どんなに良い内容でも、“見づらい”だけで印象が悪くなるのがWebの怖いところです。

「見やすさ=信頼」
スマホ対応(レスポンシブ化)は、もはやデザインではなく“信用の基本”と言えます。

 

3. 検索順位が下がり、新規見学予約が減る

古いサイトをそのまま放置しておくと、見た目だけでなく集客面でも損をします。
Googleはサイトの「更新頻度」「モバイル対応」「安全性(SSL化)」などを重視しています。

たとえば、

  • ずっと更新していない
  • httpsで始まらないURL(=セキュリティ非対応)
  • スマホ非対応

こうした要素が重なると、検索順位は徐々に下がります。

「保育園+地域名」で検索しても出てこなくなると、新規の問い合わせは激減します。
せっかく良い園でも、“見つからない”状態になってしまうのです。

Webサイトの放置=集客のブレーキ。
“更新する=Webの健康診断を受ける”くらいの感覚で、定期的に見直すことが大切です。

 

4. 写真・スタッフ紹介が古いと“信頼”を損ねる

「もう退職した先生が載っている」「数年前の写真のまま」——。
意外とこうした園は少なくありません。

保護者は、サイトの文章よりも“写真や雰囲気”を見ています。
そこで古い情報が出てくると、
「情報を管理していない園なのかな?」
「どんな先生が今いるんだろう?」
と、不安につながります。

また、古い写真は画質や色味も古く見えがちです。
自然光の下で撮った最近の写真に差し替えるだけでも、園の印象はぐっと明るくなります。

ホームページの写真=園の空気感。
その“今”を正しく伝えるだけで、信頼度は大きく上がります。

 

5. 採用にも影響|“園の雰囲気が伝わらない”

ホームページは保護者だけでなく、採用活動にも影響を与えます。
最近では、求職者が園を探すときもまずWebをチェックします。

デザインが古い、情報が少ない、雰囲気が伝わらない——
そんなサイトでは「ここで働くイメージが湧かない」と感じられてしまいます。

逆に、“職員紹介”や“園の1日”などを丁寧に掲載しているサイトは、
「先生たちが楽しそう」「園の雰囲気がわかる」と好印象につながります。

採用の第一印象もホームページで決まる。
だからこそ、常に“今の園”を映すことが大切です。

 

6. リニューアル=デザイン刷新ではない

「ホームページを新しくする」というと、「もっとおしゃれに」「かわいく」と考えがちです。
しかし本来の目的は、“信頼を回復し、正しい情報を届けること”です。

デザインを変えるだけではなく、

  • 情報整理(古い内容の削除・更新)
  • 園の特色を1ページで伝える構成
  • 見学や採用ページの導線最適化

といった“中身の整え方”のほうが、実は効果的です。

実際、見た目は大きく変えずに内容だけ更新した園で、
問い合わせ件数が増えたケースもあります。

Webリニューアル=信頼を再構築する作業。
見せ方よりも「誰に何を伝えるか」を明確にすることが、本当の改善につながります。

 

7. リニューアルのタイミングは「違和感を覚えた瞬間」

「写真が古い気がする」「スマホで見ると崩れている」「更新しにくい」
そんな小さな違和感を覚えた時こそ、リニューアルのサインです。

全面リニューアルでなくても、

  • 一部ページの差し替え
  • ニュース欄の見直し
  • 写真更新
  • SSL(https)対応

保育園の運営と同じように、Webサイトも少しずつ手をかけながら育てていくものです。
日常の延長で「整える意識」を持てば、安心感と信頼は自然と伝わります。

 

まとめ|ホームページは「園の窓口」、放置すれば“閉じた印象”に

ホームページは、園と地域・保護者をつなぐ“窓口”です。
その窓を長く閉じていれば、外からの光も入らず、風通しも悪くなります。

同じように、更新されていないホームページは「情報が古い=園も古い」という印象を与え、
本来の魅力を伝えきれなくなってしまいます。

「昔のままで大丈夫?」と感じたときが、見直しのベストタイミングです。
すべてを変える必要はありません。
写真を入れ替える、文章を今の言葉に直す、スマホで見やすくする——
そのひと手間が、“信頼”と“新しい出会い”を生み出します。

ホームページは作って終わりではなく、園と一緒に成長していくもの。
日々の保育と同じように、Webも大切に育てていきましょう。

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この記事を書いた人

戸田

Webデザイナー・フロントエンジニア。フリーランス時代に派遣としてインスパイアに入りました。日々、よりよい制作物を目指して勉強中。

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