こんにちは、WEBディレクターの本田です。
今回は、私たちが日々制作している幼稚園・保育園のホームページにおいて、どのように「園の魅力」を伝えていくか、その考え方や工夫についてお話しします。
情報だけではなく「人柄」や「空気感」を届ける
多くの園では、園の特色や活動内容、園舎の写真などを丁寧にまとめたホームページをお持ちです。ただ、そういった情報を掲載するだけでは「どの園も似た印象になってしまう」という声もよくいただきます。
そこで私たちが大切にしているのは、「園の人柄」や「日常の空気感」をどうすれば届けられるかという視点です。
例えば、保護者が気にしているのは、設備や教育方針だけでなく、「先生がどんな方なのか」「園児たちは日々どんな表情で過ごしているのか」といった“リアルな日常”。
これらを丁寧に言葉と写真で表現していくことで、「ここに預けたい」と思ってもらえるサイトになります。
「ストーリー」で見せる設計に
魅力が伝わるホームページには、“読み進めたくなる流れ”があります。
単に情報を並べるのではなく、トップページから採用ページまで、一つのストーリーとして構成するのがポイントです。
たとえば、以下のような順序で園のイメージを深めていく構成を意識します:
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園の理念や想い(冒頭のメッセージ)
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園での1日や年間行事など、具体的な過ごし方
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実際の先生や園児の様子(写真や保護者の声)
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園生活を支える設備・環境の紹介
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よくある質問や募集要項など、安心につながる情報
このように、ユーザーが“園の世界に自然と入り込める”流れを作ることで、印象に残るホームページになります。
写真は「構図」と「リアルさ」がカギ
魅力を伝えるうえで欠かせないのが、写真の力です。
ただし、綺麗に撮れているだけの写真では、なかなか印象には残りません。重要なのは、「どんな場面を、どんな構図で見せるか」。
たとえば、整列している集合写真よりも、子どもがふと笑った瞬間や、先生と目を合わせている瞬間のような“自然なカット”のほうが、保護者にはぐっと伝わります。
ホームページ制作の際には、写真撮影の構成からご相談いただくことも多く、撮りたい場面をあらかじめ設計してから撮影に臨むこともあります。
保護者の声・卒園児の声が信頼感に
もう一つ大きな要素が、「第三者の視点」です。
実際に通っている保護者の声、卒園児の声、先生たちのインタビューなどを盛り込むと、信頼性や親近感がぐっと高まります。
文章が苦手な方には、会話形式のインタビューや、箇条書き形式で掲載するのもおすすめです。
「私たちの園がどれだけ素晴らしいか」を語るよりも、「実際に通っている人がどう感じているか」のほうが、伝わり方に説得力があります。
まとめ:共感と安心をつくるのが“いいホームページ”
園の魅力が伝わるホームページとは、単に見た目が綺麗なものではありません。
「この園、なんか良さそうだな」
「ここなら子どもを安心して預けられそう」
と、見る人が自然に感じる“共感”や“安心感”を、どう設計していくかが鍵になります。
そのためには、園側が大切にしている想いや、普段の様子、先生方の人柄を、デザインとコンテンツの力で丁寧に見せていくことが重要です。
私たちは、ヒアリングから公開後の運用まで、園の皆さまと一緒に、魅力がきちんと届くホームページづくりをサポートしています。
もし、いまのホームページに「らしさが足りないかも…」と感じている方がいらっしゃれば、ぜひお気軽にご相談ください。