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デザイン・開発の工夫

【サイト制作の落とし穴⑧】「あとで考えます」は危険信号?保育園・幼稚園ホームページ制作でデザインが迷走する理由

■「あとで考えます」はデザインの話でもよく出てくる

サイト制作の打ち合わせでは、
「デザインはあとで考えます」
「とりあえずおまかせで」
といった言葉がよく出てきます。

文章や写真と違って、デザインは完成形を想像しづらいため、
その場で決めきらず、いったん先送りにしたくなる気持ちも自然です。

実際、
「まずは作ってもらってから考えたい」
「形になったものを見て判断したい」
という考え方自体が悪いわけではありません。

ただ、この「あとで考えます」がデザインに対して多用されると
サイト制作全体に思わぬ影響が出てくることがあります。

■デザインは“後から調整しにくい要素”が多い

デザインは、
色・フォント・余白・レイアウト・写真の見せ方など、
複数の要素が組み合わさって成り立っています。

そのため、
・雰囲気
・方向性
・どんな印象にしたいか

といった軸が曖昧なまま進むと、
制作途中での微調整が難しくなっていきます。

例えば、

  • やさしい雰囲気なのか

  • きちんと感を出したいのか

  • 親しみやすさを重視するのか

こうした方向性は、
後から一部分だけ変えるということがしにくく、
全体に影響する要素です。

「あとで考えます」が積み重なると、
デザインの判断材料が揃わないまま制作が進み、
途中で立ち止まりやすくなってしまいます。

■後から好みを反映させたくなると、ズレが生まれる

当初は
「デザインはおまかせで」
「特にこだわりはありません」
と言っていたとしても、
制作が進み、実際のデザインを見ると、

「もう少し雰囲気を変えたい」
「やっぱりこっちの方が好みかも」

と感じることはよくあります。

もちろん、それ自体は自然なことです。
ただ、後から好みを反映させようとすると

  • すでに作ったデザインとの統一感が崩れる

  • 一部だけ修正した結果、全体を見直す必要が出る

  • 判断が増え、制作期間が延びてしまう

といった状況が起こりやすくなります。

これは「わがまま」なのではなく、
デザインの方向性を決めるタイミングが後ろにずれた結果とも言えます。

■「あとで決める」なら、デザインの考え方を共有しておく

大切なのは、
すべてを最初に細かく決めきることではありません。

ただし、

  • どんな印象を目指したいのか

  • 参考になるデザインはあるか

  • 判断はどのタイミングで行うか

といった「デザインの考え方」だけは、
早めに共有しておくことが重要です。

そうしておけば、
「あとで考える」場面があっても、
大きく方向がずれることは少なくなります。

デザインは、
後から簡単に差し替えられるものではないからこそ、
考える順番とタイミングがとても大切です。

「あとで考えます」という言葉を使うときこそ、
何を、いつ決めるのかを一度立ち止まって整理してみる。
それが、後悔の少ないサイト制作につながります。

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この記事を書いた人

喜多 真輝央

ディレクション、WEBデザイン、コーディング、バックエンドエンジニア、カスタマーサポートなどの、WEB制作から保守運用まで10年で600以上の案件に携わってきました。
現在はWEB制作部門全体の責任者としてチームのマネジメントや業務効率化、新商材の開発やお客様満足度のさらなる向上に取り組んでいます。

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