はじめに 少子化の影響で園児募集が難しくなっているいま、保育園は「自然に選ばれる時代」から「選んでもらうために努力する時代」へと移り変わっています。園児募集が思うように進まない、問い合わせが増えないと悩む園も少なくありません。 その原因の多くは、情報発信の不足にあります。ホームページが古いまま放置されていたり、Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)の写真や口コミが更新されていなかったりすると、せっかく園に興味を持った保護者が不安を感じてしまいます。 ホームページとGoogleマップは、どちらも園の「顔」となる存在です。作って終わりではなく、更新を重ねて“育てる”ことが、選ばれる保育園になるための第一歩です。 なぜ「更新」が大切なのか 古い情報はマイナスの印象に 保護者が園を探す際に最初に確認するのは「情報の新しさ」です。お知らせが数年前で止まっている、募集要項が昨年度のままになっているといった状態では「きちんと運営されていないのでは」と思われる可能性があります。 更新が信頼を積み上げる 反対に、行事の写真や園だよりが定期的に更新されていれば「きちんと活動している園」という安心感を与えます。更新の有無は、園の雰囲気や信頼度を伝える大きな要素です。 発見されやすさにも直結 更新が続いているホームページは検索でも評価されやすく、Googleマップも最新の投稿や写真が反映されることで目立ちやすくなります。つまり、更新は「信頼」だけでなく「発見性」にもつながります。 ホームページを育てる更新術 お知らせや行事情報をタイムリーに 運動会や発表会、説明会などの予定をきちんと発信することで、保護者にとって役立つ情報源となります。特に感染症対応や休園のお知らせなど、緊急性のある情報は迅速に反映できる体制が求められます。 写真・動画を積極的に活用 園児が楽しそうに過ごす様子や、行事での雰囲気は文字以上に園の魅力を伝えます。季節ごとの写真や動画を掲載すれば、園の活気や特色をリアルにイメージしてもらえます。 園児募集ページを常に最新に 「◯歳児募集中」「見学予約受付中」などを明記することで、保護者は迷わず次の行動に移れます。更新されていないページは機会損失につながるため、常に最新の募集状況を反映させることが重要です。 保護者が欲しい情報を整理 料金や保育時間、園の理念、入園までの流れなど、保護者が最も知りたい情報をトップページやメニューに配置しましょう。見つけやすさそのものが「選びやすさ」につながります。 Googleマップを育てる更新術 基本情報を正しく保つ 住所や電話番号、開園時間といった情報が間違っていると、それだけで信頼を損ないます。祝日や臨時休園など、細かな変更もこまめに反映させることが必要です。 写真や動画を追加する 園舎の外観、教室、園庭、行事風景などを掲載すれば、初めての保護者も安心できます。数年前の古い写真ばかりでは実際の雰囲気が伝わらないため、定期的に更新することが効果的です。 口コミを活かす 口コミは保護者にとって非常に参考になる情報源です。投稿を促す工夫を行い、寄せられた声には丁寧に返信することで「園がきちんと向き合っている」という印象を与えられます。ポジティブな口コミへの感謝はもちろん、改善点への真摯な対応も信頼につながります。 投稿機能で情報発信 Googleマップには投稿機能があり、園児募集やイベント情報を掲載できます。簡単に更新できる仕組みなので、見学会や説明会の案内を発信するのに最適です。 ホームページとマップを連動させる ホームページとGoogleマップは役割が異なります。 Googleマップ:園を見つける入口 ホームページ:詳しい情報を伝える場所 例えばマップで園を知った保護者が、詳細を見ようとホームページを訪れるという流れは自然です。どちらか一方だけを更新するのではなく、両方の情報を最新に保つことで、信頼と集客の相乗効果を得られます。 よくある失敗と改善のヒント 失敗1:ホームページが古い → CMSを導入し、園内で簡単に更新できる体制を整える 失敗2:Googleマップを放置 → 管理権限を取得し、写真や営業時間を定期的に更新 失敗3:写真不足で魅力が伝わらない → 日常の様子や行事を撮影し、定期的に追加する こうした基本的な改善だけでも、保護者の印象は大きく変わります。 インスパイアが提供できるサポート 私たちインスパイアでは、 職員でも更新しやすい ホームページ制作 園の魅力を伝える Googleマップ対策(MEO) そして 継続的な運用サポート この3つを組み合わせることで、園児募集や問い合わせの成果につながる仕組みを提供しています。ホームページとマップを同時に育てることで、園の魅力をより多くの保護者に届けることが可能になります。 まとめ 保育園が選ばれるためには、ホームページもGoogleマップも「育てる」意識で更新を続けることが欠かせません。 ホームページは最新の情報で信頼を築く Googleマップは検索での発見と安心感を与える 両方を連動させることで園児募集や問い合わせにつながる 「作って終わり」ではなく「更新を重ねて育てる」。これが少子化の時代に保育園が生き残るための情報発信術です。インスパイアではその仕組みづくりから運用まで一貫して支援し、園が選ばれる未来をお手伝いしています。