「詰め込まない」が園の魅力を引き立てる 知ってもらいたい情報がたくさんあると、つい全部をトップページに載せたくなりますよね。 でも実は、ギチギチに情報を詰め込むと、見る側は“ごちゃついてて見づらいな…”と感じやすいんです。 ここで大事になるのが、「余白(スペース)」の使い方。 余白というと、「何もない部分」「無駄なスペース」「何かで埋めなくては!」と思われがちですが デザインにおいては“見せたい部分を引き立てるための大事なパーツ”なんです。 余白があることで、情報が整い、園の魅力がグッと伝わることもあります。 余白があると「落ち着いた園らしさ」が伝わる たとえば、自然派・ゆったり保育を掲げている園さんが、ギラギラしたデザインで写真や文字がビッシリ並んでいると、ちょっとちぐはぐな印象に…。 一方、白や淡い背景をベースにして、余白にゆとりをもたせると園全体が落ち着いて見えて 保護者にも“丁寧な保育”が伝わりやすくなります。 「この園、きちんとしてそう」「子どもを安心して預けられそう」と思ってもらえる第一印象を 余白を使って表現できるかもしれませんね。 見せたいところに目線を誘導する“スキマの設計” 余白があると、ページの中で「どこに目を向ければいいのか」が自然とわかるようになります。 たとえば、園のいちばんのアピールポイントを目立たせたい場所だけ少し余白を広めにとると、視線がそこに集中してくれるんですね。 これはチラシや広告の世界でも使われる基本テクニックで、“情報を引き立たせるためにその周りの情報を減らす”という逆転の発想でもあります。 写真とテキストの間、ボタンの周囲、段落の上下など、ちょっとしたスキマが、見やすさにつながるんです。 園の印象は「情報量」より「伝え方」で決まる もちろん、保育方針や行事内容、先生の紹介など、大事な情報はしっかり載せるべき。 でも、それを“安心して読んでもらえる形に整える”ことのほうが、じつはもっと大事です。 余白のあるデザインは、「この園は情報整理も丁寧にしてるんだな」という印象を与えてくれます。 つまり余白は、園の“人柄”を表すツールにもなり得るんです。 まとめ:余白は“何もしないスペース”ではなく“表現する場所” 意外と奥が深い”余白”にはちゃんと意味があったりします。 見る人が「安心して情報を受け取れる」ようにデザインが気を配った“やさしさ”なんです。つい「詰め込まなきゃ!」と思ってしまうけれど、本当に伝えたいことがあるなら、余白を上手に使ってあげることが大事。 とくに幼稚園・保育園のサイトでは、見る人の気持ちをほっとさせる、やわらかい空気感がとても大切です。私たちは、そうした“やさしさの伝え方”も含めて、デザインのご提案をしています。 「うちの園らしさ、どう伝えたらいいかな?」なんて迷ったら、ぜひお気軽にご相談くださいね。