CIを世間一般に広めて確立させるのは、簡単なことではありません。企業の規模や形態問わず、自社の中長期的な成長を目指すのであれば、CIを社内外に浸透させる地道な認知活動を続けていくことが大事です。
でもCM等を制作するなんてなかなか難しいですよね。
そこでまずは身近な対象者から印象付けていくことをお勧めします。
例えばロゴやマークを広告物・名刺・車両など、あらゆるものに統一して使用することで、企業(自社)のイメージを形成することができます。
膨大なお金をかけなくても、難しくなくても良いと思います。
幼稚園なら、「お花」や「太陽」をロゴマークとし、園バスや看板を統一すれば、付近の住民の方からは「あのマークは○○だ」と認識されていきます。
ですのでCIをまずは発信することが大事です。
例えば、マクドナルドのロゴ。
黄色いアーチ状のMをみれば、ほとんどの方はマクドナルドを想起するでしょう。
これは世界中(※マクドナルドが進出している国に限りますが)の国の国民に共通されるはずです。
このロゴマーク、お店の看板だけでなく、道路でみる広告看板やすれ違う人が持っている紙袋など、何をみても「マクドナルドだ」とわかります。
マクドナルドのコーポレートカラーは赤と黄色ですが、黄色のMマークを見ただけでマクドナルドを想起するほど深く印象ついていますね。
マクドナルドや、前回お話ししたGoogle、スターバックスを頭の中に浮かべて最初に浮かぶものはなんでしょうか?
ほとんどの方が同じマーク、もしくは同じカラーを浮かべるはずです。
この3つだけでもわかるように、CIでは、ロゴマーク・コーポレートカラーを効果的に用いることが多いのです。
次回はロゴマーク、コーポレートカラーについてお話したいと思います。