前回はCIとは?というお話をしました。
ちょっとわかりにくかったり固かったりするので、今回はお馴染みの企業を例にして考えてみたいと思います。
まずはスターバックスを例にして考えてみましょう。
スターバックスは、「おしゃれなカフェ」として設立したわけではなく、忙しいビジネスパーソンのため、オフィスでも家庭でもなく、リラックスできる第3の場所づくり(サードプレイス)をいうキーワードを掲げていました。
店内を見渡せばPCを開いてコーヒーを飲みながらリラックスして作業をしている方が多い印象があります。
続きまして、私も含め多くの方がお世話になっているであろうGoogle。
グーグルのロゴは、三原色(青・赤・黄)で構成されています。しかし、「L」だけが三原色に当てはまっていません。実は「L」が緑色になっているのは「グーグルはルールにとらわれない」という経営哲学が込められているからです。
どうでしょうか?
確かにスターバックスではゆったりとできるソファがあり、音が立たない紙コップが用意されてますし、店員さんはとてもフレンドリーで時には温かいメッセージをカップに書いてくれることもありますね。
店内の内装も木のぬくもりを感じられますし、ロゴをみればすぐにスターバックスだと認識できます。
続きましてGoogle。
Googleは「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」
これほどまでに浸透しているGoogleの収益の大部分は広告によるものなのです。
人々の生活の向上に尽くす姿勢は当初となんら変わっておらず、たくさんのツールが無料で提供されており、
グーグルの検索エンジンは、中国やロシアなど一部の国を除き、世界で90%のシェアを占めているのです。
日本ではまだYahoo! JAPANを使用しているよ。という方もいるかと思いますが、実はYahoo! JAPAN検索は、内部的にはグーグルの検索エンジンを利用しているので、実質的なシェアは日本でも90%を超えています。
Googleマップなどの途方もないミッションにチャレンジし実行し続けられるのは、コミットする企業文化が醸成されているからだそうです。
こちらも読むと確かにと納得できます。
わからないことや知りたいことはGoogleで検索することが今や一般的となり「ググる」などという言葉ができたほどです。
私たち世界の一つの日本もアクセスし使用できるツールが数多くあります。
こういった企業としての一貫性を築く基礎がCIなのですが、
次回はそういった情報の有無に関わらず人々の目に映ればどこの企業かが一番わかりやすいロゴについてお話したいと思います。