前回はカラーによって与える印象が異なるとお話ししました。 それではどのように異なるのか、例といくつかカラーをピックアップしてご紹介いたします。 例えば信号機。 信号が赤になると、私たちは止まりますよね? 今やそれは当たり前となっていますが、なぜ赤が「止まれ」なのでしょうか? 答えは、赤が注意喚起を促すカラーだからです。 これだけだと「赤=危険」という印象になりがちですが、そういうわけではありません。 某大手ハンバーガーショップでは大量に赤が使われておりますが、 赤は食欲を増進させる効果もあり、売上に繋がっていくのです。 他にも情熱的、エネルギーに溢れる、興奮する、衝動的になる、注目するといった効果があります。 セールなどでは赤い広告が多く使われますが、これにも意味があったのです。 また、余談ですが赤は一番最初に生まれた色で、「はじまりの色」とも言われています。 続きまして、黄色。 黄色も同じく「止まれ」なのですが、黄色にはどのような効果があるのかといいますと、 アクティブ、注目、危険、明るい、素直さ、幼い等があります。 つまり、赤と同じく「危険」という効果があるのです。 また、印象効果の他にも黄色い光は「交感・副交感神経」を刺激するため、注意を喚起しやすいのです。 ですので、黄色は道路工事の看板や、工事現場のヘルメット、小学校の帽子等に使われることが多いですね。 最後は緑。 緑は、リラックス、平和、やすらぎ、自然的、保守的などの効果があります。 木や葉っぱなどの自然の色でもあるので、気持ちを穏やかにしリラックスさせてくれるカラーです。 エコマークにも使用されるカラーです。 信号機の3色を例にしましたが、いかがでしたでしょうか? 一つのカラーにこれだけの効果があることに驚きませんか? あくまで与えるイメージ効果であり、 見る方にとって受け取り方はそれぞれですが、 例えば、画面いっぱいに広がる真っ赤なホームページに、癒しの効果はあるでしょうか? 淡いパステルカラーのホームページに躍動感を感じるでしょうか? いずれにしても、カラーの効果を活かしてイメージアップすることは重要な戦略だと言えます。 次回は他のカラーとホームページを制作するに当たり、カラーの活用法をお話ししたいと思います。 それでは。