デザインの基礎4回目、「強弱」についてです。
強弱とは、要素の優先度を明快にデザインで示すことです。
先週までにお話した3つだけでも整ったデザインになりますが、整いすぎていて情報の優先順位がわからないので「強弱」を利用してコントラストを出します。
情報には優先順位があることがほとんどです。
文字ならカラー・サイズ・ウェイトを変える、装飾なら背景色や罫線をつけるといったように、
各要素の違いをハッキリさせることでデザイン全体にメリハリを付け、
上手く活用すれば内容的には同じでも単純にデザインされたものよりも人を惹きつけるデザインにすることができます。
対比をつけたい要素同士の差のことをジャンプ率と呼ぶのですが、
ジャンプ率はフォントのウエイト以外にも色、図、アイコンなどでも上げることが可能です。
今までのお話、実は「デザイン4大原則」とよばれるもので、
世界中のデザイナーが共通して重要視している内容なのです。
今月の原則を意識すれば、ホームページにイラストや写真が多くなくても、色が少なくても、
見やすい、素敵なデザインを作り上げることに繋がります。
見やすくて内容が伝わりやすいデザインだけでなく、特殊なデザインをするときにはあえてこれらの原則に則っていない形にすることもありますが、
それもこういった基本を理解しているのとしていないのとでは出来栄えは違ってきますよ。
気になった方は①から読み返し、ホームページをご覧になるときに意識してみてくださいね。